3月10日(日)映画『まだ見ぬまちへ〜石巻・小さなコミュニティの物語〜』上映会開催のお知らせ

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もうすぐ、8回目の3月11日が訪れます。
2011年3月11日、門脇小学校の午後2時46分から翌朝までの約16時間を追ったドキュメンタリー映画『3月11日を生きて~石巻・門脇小・人びと・ことば~』をはじめ、震災以来石巻市門脇・南浜・雲雀野地区の「人とコミュニティの再生」を描き続けてきた青池憲司監督の最新作『まだ見ぬまちへ〜石巻・小さなコミュニティの物語〜』の上映会と、監督を交えた懇親会を開催します。

3月11日近辺に石巻のコミュニティがある大森・石巻マルシェで上映会を開催したいと青池監督からお誘い頂き、通常石巻マルシェを運営している土曜日ではありませんが、商店街のご協力を頂き開催が実現しました。

打ち合わせの際、監督は「石巻でたいへんな被害があったことはみんな知っているけれど、その後の普段暮らしがどうだったかはあまり知られていない、それを伝えたい。」と仰っていました。
3月11日の前日、皆さまと石巻へ思いを馳せる機会になればと思っています。是非足をお運びください。

以下のFacebookページか、メール・電話にてご予約ください。
※上映会・懇親会それぞれについて参加の有無をお伝えください。

日時:3月10日(日)
・上映会
 開場14:00
 上映14:30~17:00
 監督談話~17:30
・懇親会
 18:00~20:00

上映料金:
・上映会 一般1000円 高校生以下500円
 ※全額、映画「まだ見ぬまちへ」の会へ寄贈させて頂きます。
・懇親会 一般2000円 高校生以下500円

場所:アキナイ山王亭・石巻マルシェ(アクセス
予約:
https://www.facebook.com/events/1994138924039027/
marche@reishinomaki.net
090-5340-1770

主催:
・映画「まだ見ぬまちへ」の会/青池組
・石巻マルシェ
協賛:
・大森ウィロード山王商店街
・東京港南マリーンロータリークラブ

『まだ見ぬまちへ〜石巻・小さなコミュニティの物語〜』解説

この映画は、地震と津波で壊滅的な被害を受けた、宮城県石巻市門脇・南浜・雲雀野地区の「人とコミュニティの再生」を6年半にわたって記録した作品です。

同地区は、震災前は1772世帯(4423人)が住んでいましたが、津波の被害が軽微ですんだのは10数世帯のみでした。その人びと(小学生から高齢者まで)は、被災直後から寄り合って自律と共助の暮しを始めました。しかし、地区は居住可(門脇町)と不可(南浜町、雲雀野町)のエリアに分断され、住民は散り散りになってしまいます。

映画は、人びとが失われた地に「新しいコミュニティ」をつくりだそうとするプロセスを見つめます。

居住不可エリアは原野状態と化し、居住可エリアには、激動の日日をへて、ふだん暮しがもどってきます。とはいえ、土地区画整理事業や高盛土道路、防潮堤の建設など大工事は進行しますが、日常生活に必要なインフラはなかなか整備されません。居住環境が整わない地域の暮しをどう支えるか。高齢者のケアは?新しく住民となる人たちとのコミュニケーションは?

まちのかたちが少しずつ見えてくることへの期待と不安が交錯するなかで、人びとのまだ見ぬまちへの模索がつづきます。

映画は、また、3月11日以前の地域の姿も見つめます。震災前のこのまちにはどんな暮しがあったのか。住民が紡ぐ”わがまち”のきのうと原風景の記憶。

本作品は、一被災地の非常時のコミュニティ活動の記録であるとともに、そのテーマは、常時の地域社会づくりにも通ずる普遍性をもっています。

『まだ見ぬまちへ〜石巻・小さなコミュニティの物語〜』公式サイトより

この記事を書いた人

村上 源
村上 源
石巻復興プロジェクト・石巻マルシェ代表
妻(石巻マルシェ店長)が石巻出身
本職はカメラメーカーのソフトウェアエンジニア

商店街や外部団体、生産者の皆さんとの窓口を担当、ボランティアでの運営の難しさを感じつつ、東京でできる石巻に繋がる活動を模索しています。
本職を活かし、ホームページの構築やSNSの運営も担当、写真が趣味ということもあり、震災以来石巻やプロジェクトの活動写真を撮り続けてきました。
いつか写真を使ったプロジェクトができればと思っています。
村上 源

石巻復興プロジェクト・石巻マルシェ代表 妻(石巻マルシェ店長)が石巻出身 本職はカメラメーカーのソフトウェアエンジニア 商店街や外部団体、生産者の皆さんとの窓口を担当、ボランティアでの運営の難しさを感じつつ、東京でできる石巻に繋がる活動を模索しています。 本職を活かし、ホームページの構築やSNSの運営も担当、写真が趣味ということもあり、震災以来石巻やプロジェクトの活動写真を撮り続けてきました。 いつか写真を使ったプロジェクトができればと思っています。

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